NLP で基礎になる、心と体の連動の考え方

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bd3c99ab1a374ce2a2753a4ff024e158_m前回、NLP で何ができるのかを見ていきましたが、今回は、それを実現させるためのプロセスをモデル化する背景となる、人の心と体の連動の考え方を見ていこうと思います。

NLP (Neuro-linguish Programming) という名前の通り、人に対する「入力」を受けて、無意識の反応や判断などの情報処理を経て一定の「出力」としての行動が起こる、という考え方を根本においてNLP は作られています。その際、「入力」に対して「成功する天才たちのプロセス」により成功という「出力」がなされるようにするに、普通な私たちのプロセスを変えていくトレーニングをしていくのが NLP の目標ですから、なすべきことは、

  1. 入力とは何か、正しく規定することであり、また、
  2. 「成功する天才たちのプロセス」を「無条件に受け入れる」ようにすること、であり、
  3. 最終的にそのプロセスを実行できるようにする、

ことなのです。

この記事では、入力とは、という定義を取り扱い、残る二つについてはまた追って説明していくとします。

814fd04e85518279ffcfc280e3f26a4a_m物を認知する、とは

まず、私たちが目の前にある「モノ」をその「モノ」として認識するのでしょう。

例えば、昔の映画で恐縮ですが、ブッシュマンという映画がありました。あれはアフリカのど真ん中で生活していた、文明社会から切り離されていた現地人が、それから落ちてきた清涼飲料水のガラスのボトルを拾ったことから、文明社会を全く知らないアフリカの原住民が、現代の文明社会に飛び込んだらどうなるのか、というお話でした。主人公は、それから降ってきたガラスのボトルを、ガラスのボトルであると知りませんでした。ですので、透明の、ちょっと重い、一箇所に穴の空いている不思議な形の「何か」、としか最初認知しませんでした。ですが、私たちはあの特徴的なボトルの形について10人いたら10人が確実にその特定の清涼飲料水を入れて販売しているガラスボトルであることを知っていますので、見るなりに確実かつ適切に認知し説明したと思います。

そう考えると、視覚を例にとるならば、

  • 視界になにかあるかどうか認知する
  • 何かある場合には、その色や形などを認識する
  • 認識した色や形を元に、過去の知識や経験などと照らし合わせてそのものの固有名詞として認識する

という三段階を経て認識していると分解する、もしくは、三段階での認知のレベル感がある、ということができます。

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右脳と左脳、アナログとデジタル

ところで、よく右脳人間、左脳人間、という言葉があります。これは右脳がイメージを扱い、左脳が論理的なことを扱うことから、前者で直感的、芸術的な人を、後者で論理的、もしくは計算の得意な人を意図しています、よね。実際に、右脳では、目で見た画像や耳で聞いた音、といった、感覚器で感受したものをそのまま記憶し、左脳で、それに対して言葉で言い換える、いわゆる「言語化」のプロセスを行っている、と考えられています。特に後者は「モノ」と「言葉」の一対一の置き換え、という作業を行うわけですから、論理的、デジタルなもの、とも見ることができますし、この論理的である事のおかげで、「〜ではない」と否定することが可能になるのです。それに対して、ものそのものを取り扱う右脳、は左脳がデジタルである事に対比してアナログなもの、と捉えられています。実際に、ものをそのものとして捉える以上、論理的な世界にだけ存在する「ものを否定する」ことが出来ません。

この一番よくわかり易い例はこれでしょう。

ピンク色で羽根の生えた象を想像しないでください。

今、上の文を読んで、まず、象を想像し、皮膚の色をピンク色にし、羽根を背中につけた状態のものを想像してして、それがない、と考えたと思います。それが脳の中での言葉に対する正常な反応です。ということは

物を知覚する、とは

先ほどの三段階と今の反応を合わせて考えると、人が何かを知覚する、というプロセスに於いては、まず感覚器で受け取った刺激(目で受ける映像、耳で受ける音、舌で感じる味、皮膚で感じる触感、鼻で感じる匂い)はまず右脳で受け止められ、それが左脳で言語化されて認知される、という流れに乗って行われている、と考えることができると思います。

見て、聞いて、触って感じ、臭いや味わう、ということ

ところで、感覚器で受け取った刺激、として目で受ける映像(Visual system)、耳で受ける音(Audio system)、舌で感じる味(Gustation system)、皮膚で感じる触感/運動感覚/フィーリング (Kinesthetic  system)、鼻で感じる匂い(Olfactory system) と、羅列しましたが、NLP の世界では、これらをひとまとめにして VAKO と呼び、また、これを4T (4-tuple)と呼んでいます。ちなみに、Gがないのは、繊細な舌というのは料理人のような相当なトレーニングを積んだプロのみが持つものであって普通な私たちには嗅覚と味覚に違いがほとんどない、とされているからだそうです。先ほどから、感覚器を通じて受け取った、としている刺激ですが、外部(external)からの刺激であることから、4Te と呼ぶこともあります。

記憶や経験の中から引っ張り出す、ということ

でも、先ほどのピンク色の羽根の生えた象、に限らず、私たちは、過去の経験や知識などから VAKO を脳の中で再現することができます。これはあなたの脳内 (internal) で再現されたものですので、4Ti と呼ばれます。例えば。。。NLP で学ぶことの一つに、アズイズフレーム、というものがあります。これは4Ti をフルに活用するワークですので、今後何度となく出てきますが、ここでも実際にやってみましょう。

想像してください。あなたの左手の中に鮮やかな黄色をした、見るからにみずみずしいレモンがあります。重さもしっかりしているので、中にはたくさんのジュースを含んでいることが切る前から予想できます。また、レモンを鼻に近づけると、柑橘系特有のあの爽やかですっぱそうな香りが鼻をツーンとついてきました。あなたの右手の中にある切れ味の良いナイフでこのレモンを半分に切り、片方を大きな口でかぶりついてください。そうしたら、レモンの酸っぱいけれどもたっぷりのジュースがあなたの口の中に広がりました。

知覚に対する体の反応は

どうでしょう。今、口の中に唾液がたくさん出てきていませんか?食べていないですよね?でも、体は反応したんです。左脳で言語化された表現を右脳で再現して、それが体の感覚器やその他の臓器、この場合は唾液の分泌を司る部分に働きかけた結果、反応した、と考えられますよね。とすると、4Te で受けるあなたのリアルな体験と、4Ti で脳内で作り出したイメージとの間に違いはなく、脳は体に反応することを求めている、ということができますね。

言い換えれば、

今のライブな体験と、あなたの脳内で作り出した想像との間に、脳にとっては違いがない

ということをまず覚えてくださいね。もう一つ覚えて欲しいこととして

4Te が働いている時は意識が自分の外に向いている

4Ti が働いている時は意識が自分の内に向いている

なので、4Ti の時、実は催眠術の説明の中で出てくるトランス状態の一種にある、ともいうことができます。

次は、先ほどの知覚のプロセスの三段階を踏まえて、脳が知覚したものをどう処理しているのか、というメカニズムを見ていきたいと思います。

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