NLP の基礎になる、アンカーリング – あなたの行動は心に縛られている?

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fa979cc76b29e74856d119797e8818b0_m前回までに脳が外的刺激をどのように処理し、また実は外的刺激と記憶による感覚に対する体の反応に違いがない、といった、プログラムで言うところのインプット/入力に関する話をしました。今回は、インプットに対応するアウトプット/出力、すなわち私たちの行動について NLP でどのようにまず考えているのかを確認したいと思います。

反復練習による体の動かし方は反復練習による賜物。では普段の習慣は?

スポーツをやる人ですと分かりやすいと思いますが、スポーツにおけるある状況に対する体の動かし方、というのは何度もなんども反復練習することで常に同じように動かせるようにトレーニングすることで、この場合には必ずこう体を動かして結果を出す、ようにしますね。このような体の動きと条件付け、というのもはスポーツに限らず、実は普段の生活に於いても、それこそ自分で気づかないうちに行っていることもたくさんあります。それを無意識による体の反応、とか習慣、とかと呼ぶケースも当然あります。自転車の乗り方、は一番わかりやすい例かもしれません。最初はバランスを取る、傾いたら重心を倒れる方に移すようにして(って知ってました?)倒れないよう、という左右の体の動きをしながら、足ではひたすら右足と左足とを交互にペダルを踏むようにして前に進もうとする、ということを意識しながら繰り返し行いますが、何度もなんども転ぶことでやらないと転ぶことも併せて学んだ結果、転ばずにのれるようになり、気づけば、自転車に乗ること自体ごく普通のことになりながら、携帯で話して会話に意識が集中しているのにちゃんと両足はペダルをこぎ続け、重心を移動しながらバランスを取りつつ、周囲に通行人や車が(ある程度)いないことを確認しながら乗っている(と言いつつ、本当はダメですよ、自転車に乗りながらの通話は)くらいのことも出来るようになります。これも反復練習の賜物ですよね。

では、私たちが日々の生活で感じる感情やとっさの行動、というのは、自転車に乗る、ということと同じように常に同じような反応の繰り返しになっている、と思いますが、どうでしょう。

物事への反応としての感情は実は習慣?それとも。。。

例えば、今、とあるビルの屋上にいて、目の前には透明のガラスが床になっているものの鉄でちゃんと補強がされている橋が隣のビルにつなげられていて、そこを渡って隣のビルに行かねばならない、という状況にあると思ってください。

想像しましたか?

もしあなたがちょっとしたスリルが好きな人なら、足元を見て「高い!」と笑いながらど真ん中を渡ってしまえる、と思うでしょうし、かわいそうに高所恐怖症ならば、そもそも橋を覗き込んで下に見える風景で自分が高いところにいることを再確認してしまい、手から血の気が引き、体はこわばり、足はすくみ、少なくとも手すりをつかんで、できれば渡らないで済む方法がないか考え始めてしまうことでしょう。

一つの状況に対して、こうやって人(ということはその人がそれぞれに持っている内部世界)により反応や行動、思考が異なるのは、どう説明したらいいでしょう。例えば高所恐怖症の人、ならば、生まれてすぐから高所恐怖症だったのでしょうか。ある契機をきっかけに高所、もしくは高所から落ちる可能性に対して恐怖を覚え、それが繰り返し体験されることで

高いところは怖い

という一連の呼応する反応に強化された、と考える方が素直でしょう。このような外的刺激に対して一定の反応をするのは当然高所恐怖症だけに限らず、もっと些細な反応というレベルに細かくしたとしても見られることでしょう。実際、人が常に同じ物事に対しては同じ反応する訳ですし、その反応が自分の期待と異なる結果を生み出すならばなんとか変えたい、と思う訳ですから。。。

aec6d1362fc71a6c388ac95571b3a2d6_mアンカーリングとは

NLP では、このような「ある(外的刺激でも自分の記憶による内的な刺激でも、というのは脳が違いが分からないから、でしたね?)刺激」に対してある「一定の反応をする」ことを「アンカーリング」と呼んでいます。ですので、スポーツ選手がプレーに入る前に一定のルーティンを行ってパフォーマンスを引き出そうとするのもアンカーリングですし、「大勢の人前にでる」と手は震え、ドキドキして、血流が良くなったことで顔が赧らめ、言おうとしたことをすっかり忘れてしまう、なんていう「あがってしまう」という反応をすることも、アンカーリングだと説明しています。例えばこの場合であれば、大勢の人前に出る、というアンカーに体が反応した、というメカニズムがある、というのが NLP での一連の反応に対する考え方になります。

とすると、NLP を使って、自分のハイパフォーマンスを引き出したい、ということを目指したかったり、自分自身の悪い癖を治したいならば、このアンカーリングをうまく使うことになる、だろうということが見えてきますね。でも、どうやって修正していくことになるのでしょう。その鍵は、アンカーが何であり、それに対してどう反応するか、というのを端的に頭だけで理解するのではなく、それをそうさせている心や無意識/潜在意識が受け止めて修正することが必要になってくるのです。そのためにはもう一つの基本となるツールが必要になってきます。それは、そのアンカーリングを再評価する、という作業です。

次では、そんな再評価をするためのツールを見ながら、実際になりたい自分を作り出すチェンジワークのさわりをやってみたいと思います。

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