バーバル・パッケージとは

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会話とは言葉のキャッチボール前回、メタモデルについて学びましたが、確かに日常の会話というのはこのメタモデルに当てはめればそんな不明瞭な内容で会話をしている、というのはわかるのですが、他方で、実際のところどうやってこのメタモデルを使っていけばいいのか、というのがわかりづらい、という根本的な問題が出てきました。そこで、NLP の創設者の一人、ジョン・グリンダー博士がこれをより使いやすくしたものを開発したのです。それがこのバーバル・パッケージというものです。

バーバル・パッケージとは

端的に言えば、メタモデルをシンプルかつ洗練された形にしたもので、特にビジネスの環境での利用を想定されてバージョンアップしたもの、と言われています。実際に、このバーバル・パッケージは下記のようなシンプルな構成になっていることから、使いやすさについてはメタモデルの比ではないことはわかります。

バーバル・パッケージの構成

実際の構成としては次の通りです。

  1. フレーミング(枠組みを作る)
  2. 特定質問
    • 名詞の特定
    • 動詞の特定
  3. パラフレーズ(言い換え)

では、それぞれの役割などを見てみましょう。

フレーミング

フレーミングとは、その名の通り、これから始める会話について、ある一定の目的のために行います(なので、基本的にはそこから離れないようにしますよ)、とこちら側の意図を宣言、またはしてコミュニケーションの相手にこれから会話の方向性について共通認識をする、というものです。例えば、これから夏休みの旅行のプランを決めたいけど悩んでいる、という話をしたいならば

「夏休みの旅行のプランを決めかねているんです。」

と、一言交わすだけでも、これからの会話がそのプランを決める、という枠組みの中で会話が進みますよ、という認識を共有したことになるのです。これによってプランを決めるために質問してもおかしくないですよね、という意味合いを持たせてもいるのです。というのも、メタモデルはある意味、「それは何?何?」をひたすら聴き続けかねず、聞かれている方も質問攻めにあっているように受け止めがちなので、そう感じさせないようにする工夫が必要だったのです。

特定質問

特定質問(two specific questions) とは、相手の意図を特定していく質問、という意図があるのですが、これだけ聞くとなんとなく結局質問攻めになるのでは?と思ってしまいます。そこで、質問の仕方にも

  • 名詞の特定
  • 動詞の特定

にその性質によって分けて、相手のどのレベルに問いて、質問攻めと感じさせないようにしているのです。それは如何してか、というと、名詞の特定をするプロセスにおいて相手の表面意識に指向性があるので、相手自身が気付いていない自分の意図の中にある方向性を見つける作業を一緒にしている、と感じやすいから、なのです。先ほどの例で言うならば、

「夏休みの旅行に求める具体的なイメージは?」
「都会から離れた海、かなぁ。静かで涼しげな山も悪くないなぁ」

と、相手の脳にあるイメージを思い浮かばせるのがこの名刺の特定のステージなのです。それに対して、動詞の特定のステージではそのイメージした名詞に対してどうしたいのか、という潜在意識に指向性があるので、意図の全貌を具現化させていくところに意識がむしろ向いていくのです。先ほどの例の続きを見るならば

「海でどんなことをしたいのでしょう。」
「海風にあたりながらぼーっとしたいですね。」

と、イメージがぼんやりと休み、というものから、具体的な場所と行動と特定できるようになったのです。

パラフレーズ

パラフレーズとは、言い換えであり、相手の言葉を言い換えることで、その相手の意図の確認をしながら、相手と自分との内部地図の整合性も確認するのです。言い換えたことで、相手の心の中で明確化された一つのイメージについて、相手の使った言葉と自分で置き換えた言葉の二つで言い表せているのですが、それがある意味二つの見方になっても同じものを見ているのか、また、相手も自分と同じ見方をしても同じだと同意しているのか、ということの確認作業をすることになります。先ほどの例を使うならば

「夏の海で潮の香りを嗅いで風を体で感じながら、頭を空っぽにしていたいんですね。」
「そんな感じですねぇ。のんびりできるかなぁ」

バーバル・パッケージの狙い

こうすることで、相手の深いレベルでの意図、例で言えば「のんびりしたい」という気持ちが引き出すことが出来たのです。もちろん、この「のんびりしたい」のは何故、とこのやり取りを繰り返していくことで、その意図の背景をどんどん追い求めていくことが出来るので、相手の気付いていないレベルでの意図について会話することを通じて相手に気づいてもらう、ということができるようにもなっていくのです。

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