タイムライン – あなたの時間の流れには二つある

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私たちは今を生き、過去に振り返ったり将来を予想し、将来への希望や不安を抱きながら、行動しながら生活しています。その時、自分の行動が将来にどう影響するのか、そしてその結果がいいものになればより好ましいのですが、どうしたらいいのでしょう。時間の認識と考え方についてここでは考えてみたいと思います。

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時間認識には二つの方法がある

私たちは時の流れの中で生活しています。当然のこと、に思えますが、これを一つ取っても、複数の見え方があるということに気付かれているでしょうか。多分、意識しなくてもその違いを感じ取っているかと思います。

人の時間は左から右に流れるように – スルータイム

目の前を左から右に流れる高速道路は客観的に見た時間の流れに似て

目の前を左から右に流れる高速道路は客観的に見た時間の流れに似て

例えば、誰かさんの時間の流れを追ってみていく時、私たちは自然と、中学校の時の数学の時間で習った数直線のように左から右に流れていくように見たり考えたりします。そうすることで、時間の流れと起きたことを俯瞰してイメージすることが出来るからのようです。この視点は、自分以外の人の時間軸を追う時だけでなく、自分の行動を客観的に見るときにも自然とそうなるかと思いますが如何でしょう。

このような客観的に認識した時間の流れを「スルータイム(通時的首尾一貫性)」と呼びます。

自分の時間は後ろから前に進むように – インタイム

まっすぐ前に向かって伸びる道は主観的に見た時間の流れに似て

まっすぐ前に向かって伸びる道は主観的に見た時間の流れに似て

スルータイムに対して、自分自身の時間の経過を考えるときには車に乗って目的地に向かうように、後ろと言う過去から前と言う未来に向かって認識することが多いと思います。もしくは一本道を一歩一歩前に進んでいくような感じでしょうか。そうすることで、先にある目標に今いる場所からどうやって目指そう、というイメージをしがちですよね。

このような主観的に認識した時間の流れを「インタイム(同時性首尾一貫性)」と呼びます。

今までの NLP の言い回しで言い換えるならば、インタイムはアソシエイトした(主観体験、もしくは状況に一体化した)状態で、スルータイムはディソシエイト(客観体験、もしくは状況と分離化した)状態で、それぞれ時間を認識していることをいうのです。

時間認識の違いは状況認識の違いに現れる?

インタイムで見る世界は、まず自分の立つ位置(言い換えると今)があり、そこから先(将来)に向けて動いていきます。そうなると、自分の行動や考えの過去との違いというのは常に一貫性のあるものに感じます。というのも、自分の視点からすればその時の精神的・環境的変化を踏まえての立ち位置が決まった状態で風景が見えていることから、主観的にみれば常に将来や目標に向かって進んでいる状態にあると言えます。

でも、スルータイムで見える世界は、俯瞰して動きを見ることが出来るので、その直前との立ち位置の違いや進んでいく方向の変化などを客観的に認識することが出来ます。

そうすると、主観的に自分はまっすぐ進んでいる、と思っても、客観的に見れば大きく揺らぎながら動いているように見えることになります。

これを踏まえると、私たちが将来の目標に向かって進むときにこの二つの認識の仕方をうまく使うことでその目標にちゃんとまっすぐ進んでいきやすくなりそうです。どういうことでしょう。

タイムライン・エクササイズ – 進む将来へまっすぐ進めてる?

私たちは、経験したことに対する対応はその経験から学んだ方法で解決し対応することが可能ですが、体験したことのないことについては想像力や発想力などを駆使しない限りはうまく対応できないことも少なくありません。将来の目標を目指して進んでいくにあたっては、当然未体験の事に遭遇することも多いでしょう。その都度考えながら進んでいくと遠回りな対応による細かいずれが積み上がり、気付けば目標へのルートと全然違うところに居てしまうかもしれません。そこで、現在から求める結果に向けて進むことを考えて、想定される問題を事前に直面して処理するという体験を予め行う「フューチャーペーシング」を行うことで、目標に向けて進む過程での問題が既知のものとなり、自信をもって対応し先に進められれば、より効率的に目標にまい進できる、と思いませんか?

タイムライン・エクササイズの流れ

まず、少し広めの場所と、目印になりそうなものを4つ準備しましょう。そのうちの3つを少し距離を開けて一直線上に並ぶようにおいて、その三つが真横に横一列に見える場所に残りの一つを置きます。最後に置いた一つにいるときにはあなたにとってディソシエイトした状態、また、3つの目印をつなぐ直線上にいるときにあなたはアソシエイトした状態、と考えてください。

そうです。一直線上にいる時あなたはインラインしていて、一直線を横に見る時あなたはスルーラインを見ているのです。ですので、スルーラインの左が過去の目標を定めた時、真ん中が今現在、そして右が将来の目標達成時、と考えます。

最初に、左の目標に経ち、その目標設定したときの感情や周囲の感覚を思い出すことでアソシエイトしてください。そこから、今現在に向かって一歩歩きながら、何があったかを思い出し、その時にどう対応したのか思い出してください。いろいろとその時の感情とか蘇りますよね。特にうまくいかなかった時があるかと思いますが、それはそれとして、一つ思い出して解決するところまで感覚を思い出したら一旦ブレイクしてスルーラインの見えるところに移動することでディソシエイトしましょう。そこで、起きたことを改めて今の知識などを使って客観的にどうすべきだったか考えてみましょう。もしかしたらもっといい解決方法を取れたかもしれません。そこでそれをアソシエイトした自分に教えてあげましょう。

他方で、アソシエイトした自分はそのアドバイスを受け取って納得するでしょうか。出来れば次に進んで現在地点まで目指してください。もし納得できなかったら、またディソシエイトするポイントに戻ってそれがなぜ受け入れられないのか考えて納得できる最善の方法を見つけてみましょう。

そうやってアソシエイトした状態で今にたどり着きました。では、ここからは目標に向かって進むにあたってこれから何かの障害や問題が起こりそうです。なにが想定できるでしょう。アソシエイトした自分で問題が見えたら、ディソシエイトしてその問題を客観的に考えて解決方法をアソシエイトした自分に教えてあげて納得して解決できるかどうか試してみましょう。ダメならまたディソシエイトして評価し直します。

これを繰り返した結果、ちゃんと目標にたどり着いたらその時の達成感や周りの感覚などを感じてください。そのアソシエイトした状態で今の立ち位置にもどって、未来の目標を振り返ってください。道のりは先ほどよりちょっと見知った道にかわりましたね。そうしたらブレイクしてください。

もしかしたら、過去、現在、未来の位置が変わったかもしれません。その時はマークの位置を直せばいいだけです。

こうやって、過去の経験をより良いものにし、未来の対応策を事前に準備することがタイムライン・エクセサイズでは可能になるのです。

まとめ

時間軸は一本だけですが、その見方や感じ方が変わると同じ時間と状態も異なったものに受け止められる、と知るだけでも今後の自分の状況を判断する仕方がちょっと幅を持たせることが出来るのはメリットですね。

また、目標への準備も過去の経験をより豊かにし、また事前の想定をすることが予想外を減らせるという意味でもいいですね。ぜひ実践してみてくださいね。

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